子供の虫歯



私の所に4歳のお子さんが数年前、見えました。
そのおじいさんもおとうさんも外科医です。
おじいさんは余り歯はいじらないほうが良いという考えだとの事です。
先生自身も治療もしないで歯なしで居るそうです。
其れは其れでよいのですがお菓子を食べたりヤクルトやジュースを飲んだりして
ひどい虫歯で当院に見えました。甘えん坊さんで口も開いてくれませんでした。
お見合でいきなり相手に抱きついたのでは相手はびっくりしてしまいます。
不安のある子供さんをいきなり治療したのでは子供はますます歯医者嫌いになります。
心に傷を付けてしまいます。そんなわけで当院では徐々に子供さんの反応を見ながら
治療を進めています。と言っても神経を無理矢理取ったり、歯を大きく削る治療でなく
最小限の処置をします。甘いものを控えただけで、食べかすを歯ブラシやうがいで
取るだけで痛みはだいぶ良くなります。原因の除去が大切です。
でも余り虫歯がひどければ痛みが取れるのにも時間が掛かります。
甘いものを与え歯も磨かず長い時間を掛けそこまで来たのですから借金を返すにも
時間が掛かります。痛みや病気はその生活の間違いを教えるためにあります。
歯医者に行ってすぐに痛みが止まったのでは患者さんは同じ事を繰り返します。
必要なことが起きてきます。おとうさんやおかあさんが子供が歯を痛がるのを
見るのがつらくても自然は必要なだけ痛みを与えます。
子供にはもう甘いものをやめなさいと言うことで肉体的痛みを与えます。
親には子供の育て方に間違いがあります、生活を変えなさいと言うことで、
つらさと言う精神的痛みを与えます。
人間の体にはエンドルフインと言う痛み止めの物質があります。
ですから中国あたりでは針麻酔で頭の手術を意識下で行ったりすることがあります。
このエンドルフインはリラックスしたときに多く出ます。
おかあさんに話をして安心してもらうだけで子供の痛みが良くなります。
最近の物理学では物質の最小単位のクオークのレベルでは観察者の意識が
物質に影響を与えることが判ってきました。
両親が喧嘩をすれば子供がおなかが痛くなったり、熱を出すこともあります。
まず親が安心することです。
また痛みがあると通常の5倍ほどのエンドルフインがでます。
これは病気を治す働きがあります。しかし市販の痛み止めは痛みを
ごまかしてしまうのでかえって病気をひどくすることがあります。
風邪でも怪我でもいつまでも続きません。
はじめにお話しした外科医の先生のお孫さんも痛みが1カ月に一度が
2カ月に一度ととうざかって行き今では小学3年生くらいですか虫歯はとまり、
崩れていた歯も自然に抜け、良い永久歯が生えてきています。
今では年に1回虫歯の検診の紙に判子を押しに来るくらいです。
そんな子が沢山います。
しかし生き方、考え方が変わらない人はなかなか虫歯が減りません。
私の娘も幼稚園のころ転んで前歯を強く打ってしまい神経が死に永久歯が
反対に生えてきました。しかし自然を信じ、歯が自然に抜けるまで待ちました。
そうしたら1週間ぐらいで歯が自然に前に出て来て今では普通に成っています。
私の子供たちは歯は自分で抜きます。
甘いものも食べますが虫歯もほとんど進行しません。
どうも余り自然に手を付けない方がよいようです。
多くの患者さんが勉強して生活を変え、何年も虫歯の進行が止まっていますが
中には奥歯に詰めてくる子供がいましたが、何年もかけガラス板をすり合わせるように
調和していた噛み合わせが狂い前に顎が逃げてきて半年くらいで前歯が急に虫歯に
成った子が二人くらいいました。また虫歯の進行が止まっていたのに家で商売を始め、
かまってやれなくて虫歯が増えた子供もいました。
受験で歯が痛くなる子、仕事のストレスで歯を駄目にする人、色々な人がいます。
海の鯨もストレスで虫歯があるそうです。
食べ糟だらけでもいきいき生きている子供は虫歯がありません。
自然な食生活と生き方が大切です。病気はバランスの崩れで起きます。
日赤の乳児院等の施設では虫歯がほとんどありません。
お子さんが虫歯になったのはなぜでしょう。
歯医者まかせにせず、自然を信じてみては如何でしょうか。

バランスが大切。一度削ったは歯もとには戻らない。歯を大切に!


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